毎年、8月2日~7日に開催される「青森ねぶた祭り」は、青森県人の私も一度は見て欲しいおすすめのお祭りですが、期間中は大勢の見物客で混み合います。
足腰の弱い高齢者を連れてねぶた祭りを見物する場合は、立ち見は論外だし、何時間も前に来て場所取りをするなんて面倒なこともしたくないので、多少のお金はかかっても事前に有料観覧席を確保することをおすすめします。
実際に膝の悪い70代の母と一緒にねぶた祭りを見物したことがある私の経験を踏まえ、高齢者を連れて青森ねぶた祭りに行く場合のおすすめの有料観覧席の種類と場所、購入方法についてお伝えします。
青森ねぶた祭りの日程と運行コース
【日程】
8月2日 (金) | 19:10~21:00 | 子どもねぶた・大型ねぶたの運行(それぞれ約15台予定) |
8月3日 (土) | 19:10~21:00 | 子どもねぶた・大型ねぶたの運行(それぞれ約15台予定) |
8月4日 (日) | 19:10~21:00 | 大型ねぶたの運行(約20台予定) |
8月5日 (月) | 19:10~21:00 | 大型ねぶたの運行(約20台予定) |
8月6日 (火) | 19:10~21:00 | 大型ねぶたの運行(約20台予定)*ねぶた大賞他、各賞を発表 |
8月7日 (水) | 13:00~15:00 | 大型ねぶたの運行(約20台予定) |
19:15~21:00頃 | 第65回青森花火大会・ねぶた海上運行(6台予定 | 会場: 青森港) |
毎年、曜日に関係なく上記の期間に開催されます。雨天決行です。雨の日は山車に透明なビニールシートを被せて運行します。
8月1日は、前夜祭 (18:00~21:00頃 会場: 青い海公園特設ステージ)と浅虫温泉花火大会(19:30~20:40頃 会場:浅虫温泉)が開催されます。
【運行コース】

出典: 青森ねぶた祭実行委員
青森ねぶた祭りの有料個人観覧席の詳細
有料観覧席には団体観覧席(10名以上)と個人観覧席(9名以下)がありますが、ここでは個人観覧席について説明します。
詳細はこちら (ダウンロード可)
個人観覧席の種類
桟敷席 | ビニール製のゴザを敷いた床で、靴を脱いで座ります。 |
高桟敷席 | 座面位置が高くなっている桟敷席です。 |
イス席 | パイプ椅子 |
個人観覧席は全席指定席です。いずれも屋根は付いていないので、雨の日は雨合羽などの準備が必要です。
個人観覧席設置場所
今年(2019年)の個人観覧席の設置場所は下記のとおりです。
(昨年まであった市役所内の高桟敷31号席がなくなりました)

出典: 青森観光コンベンション協会
各観覧席のイメージはこんな感じです。↓

出典: 青森観光コンベンション協会
個人観覧席の料金
指定席(8/2~6、8/7昼ねぶた) | 1枚 3,000円 |
車いす専用席 (8/2~6) ※1日につき20席程度 |
車いすの方 2,400円 付添1名 3,000円 |
8月7日の昼&夜観覧席セット券 ※昼の観覧席は45号席または47号席、夜の観覧席は新中央埠頭です |
1セット 7,000円 |
※いずれも税込み・パンフレット付き
※3歳以下の膝上観覧は無料ですが、座席を必要とする場合は有料
個人観覧席の購入方法
2019年の個人観覧席の販売開始時期と販売場所は下記のとおりです。
8月2日~6日の個人観覧席 | |
6月28日10:00~ | 青森市内の販売店で店頭窓口販売開始(電話申込不可) |
6月29日10:00~ | チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、イープラス、青森ポータルサイト「ポみっと!チケット」で販売開始 |
8月2日~6日の車いす専用席、8月7日の昼ねぶた観覧席、昼ねぶた & 花火大会セット券 | |
6月28日9:00~ | 青森観光コンベンション協会で電話・窓口受付 |
詳細は、こちらをご覧ください。
青森市内の販売店で一日早く販売されるのは、地元住民を優先しての策だと思われます。遠方にお住まいの方は、チケットぴあやコンビニ等で購入する人が多いと思いますが、人気の席からどんどん売り切れていきますので、できる限り早めに購入しましょう。
人気の席については、後述する「有料イス席のおすすめの場所はここ!」の項をご覧ください。
高齢者と行くならどの有料観覧席がおすすめ?
足腰の弱い高齢者には断然「イス席」がおすすめです。
私の母のように膝が悪く、足腰が弱っている高齢者はイス席に限ります。
桟敷席は、直に床に座らないといけないので、膝や足腰に負担がかかります。また、階段の上り下りがあって危険ですし、トイレに行きたいときも、いちいち靴に履き替える必要があるので面倒ですよね。
元気なお年寄りは桟敷席でもOKかもしれませんが、足腰が弱い年配者にはおすすめできません。
桟敷席は少し高い位置から見られるメリットがありますが、イス席は視点が低くなるとはいえ、それだけ、山車や山車を引っ張る人、ハネト(跳ねて踊る人)たちの動きや表情、太鼓や囃子の音が直に伝わるので臨場感と迫力が味わえますよ。
有料イス席のおすすめの場所は?
再度、個人観覧席の設置場所を見てみましょう。

出典: 青森観光コンベンション協会
有料観覧席のイス席の設置場所は次のとおりです。
9号席 | 県庁 |
27号席 | 東北大進学会 |
29号席 | 日本銀行前(8/6のみ販売) |
30号席 | 市役所前歩道 |
81号席 | 寺長本店 |
90号席 | 末廣ラーメン |
91号席 | ポレスター新町 |
運行コースの長い道路は新町通りと国道ですが、道幅がまったく違うので見応えも違います。
新町通りは道幅が狭いので、より間近で迫力あるねぶたが見られますが、ねぶたの動きは制限されます。
一方、国道は道幅が広いので、ねぶたを回転させたり、観客席に勢いよく迫ってきたりと躍動的な動きを観ることができますが、ねぶたが道路の反対側に寄ってしまうと少し距離を感じるかもしれません。
有料イス席のおすすめの場所はここ!
おすすめ有料イス席① 青森市役所前30号席
ねぶた鑑賞に一番おすすめなイス席は、国道にある青森市役所前歩道です。
市役所前は、ねぶたの審査員席やテレビの中継地点があるため、自然と各ねぶたのパフォーマンスが激しくなり、とても盛り上がる場所です。
したがって、30号席とその隣の29号席(8/6のみ)が一番人気のイス席になります。
おすすめ有料イス席② 県庁前9号席
国道は道幅が広いので、ねぶたが回転したり、観客席に迫ってきたりと躍動的な動きが観られるので、青森市役所前に次いで、県庁前のイス席もおすすめです。
2年前に母と一緒に見物したときは9号席でした。
おすすめ有料イス席③ 新町通り
新町通りは道幅が狭いので、81号席、90号席、91号席はねぶたを間近で見ることができるので、迫力が伝わりやすいです。
トイレが近くにあることも優先事項
高齢者を同行する場合は、「トイレが近くにある」ことも優先事項になります。
とにかく年寄りはトイレが近いです。我慢が利かないです。母と一緒に観光するときは、いつもトイレのことを気にしながら移動しないといけないので正直、疲れます。
ねぶたの運行時間は2時間ぐらいなので、始まる前にトイレを済ませておけば楽勝だと思うかもしれませんが、そんなに甘くはありません。母は見物途中にもトイレが必要でした。
できれば、トイレに立ち上がりやすい最前列か最後列か端寄りのイス席が望ましいですが、そういう席が取れるどうかは運次第ですね。
祭り期間中に使えるトイレの場所については、2018年のこちらの運行マップが参考になります。
建物内のトイレ以外にも、仮説トイレが複数設置されるのでそれほど困らないと思いますが、どこも混みあうことは覚悟しないといけません。
まとめ
青森ねぶた祭りの見物に最適な場所とトイレの場所を合わせて考えると、高齢者におすすめな有料観覧席は、①青森市役所前のイス席、②県庁前のイス席、③新町通りのイス席です。
2年前に母と一緒に見物したときの観覧席は、県庁前9号席のイス席でした。販売初日に青森市内の旅行社に並んで購入しました。幸い端寄りの席が買えて、すぐ後ろに地下駐車場のトイレへの出入口のエレベーターがあったので便利でした。↓
有料観覧席が取れなかった場合でも、有料観覧席周辺がおすすめの観覧スポットになるので、同伴の高齢者用の折りたたみ椅子を準備して場所取りをしましょう。
青森のねぶた祭りは何度観ても圧巻です。同伴される高齢のご家族が有料観覧席で安全にねぶた見物を楽しめることを願っています。
最後に動画を紹介。こちらは個人の方の動画ですが、2018年夜間運行最終日のすべての大型ねぶたがうまく撮影されていますのでご覧になってみてください。
【参考サイト】
・青森ねぶた祭り公式サイト
・青森ベイエリアの見どころ情報「アフロ」
・青森市観光情報サイト「あおもり案内名人」
・青森県観光情報サイト「アプティネット」
※臨時駐車場と交通規制については、後日、青森ねぶた祭り公式サイトで確認できる予定です。
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